地盤を補強する
Ground Reinforcement

クロスウィングコラム工法
建築技術性能証明取得工法 GBRC性能証明 第12-17号

クロスウィングコラム工法は、土質に左右されない、バラツキの少ない、安定した撹拌性能を実現しました。

工法概要

クロスウィングコラム工法は、独自開発の掘削撹拌機(特許取得技術)により、土質に左右されない、バラツキの少ない、安定した撹拌性能を実現しました。全国で多くの性能確認試験を行ない、一般財団法人 日本建築総合試験所において建築技術性能証明を取得しました。

クロスウィングコラム工法

工法仕様

適用地盤 砂質土、粘性土、ローム
変動係数 25%(砂質土、粘性土、ローム)
撹拌翼 6枚(掘削翼を含まず)
羽根切回数 450回/m以上(砂質土、粘性土) 550回/m以上(ローム)
コラム径 Φ400mm〜Φ1200mm
適用建築物 建築物、擁壁および工作物等 小規模建築物等※
最大改良長 L=22m
(改良対象土層がロームの場合は12m)
L=12m
固化材配合量 配合試験による
(砂質土)150kg/m³以上
(粘性土)200kg/m³以上
(ローム)300kg/m³以上
300kg/m³以上 350/m³以上
ローム地盤は、ローム対応型固定材を使用
設計基準強度 400〜1500kN/m² (砂質土)400〜900kN/m²
(粘性土)400〜800kN/m²
(ローム)400〜600kN/m²
(砂質土)400〜1200kN/m²
(粘性土)400〜1000kN/m²
(ローム)400〜800kN/m²

※下記の①〜④の条件をすべて満たす建築物および高さ3.5m以下の擁壁等の工作物等。
①階数:地上3階以上 ②高さ:13m以下 ③軒高:9m以下 ④延べ面積:500m²

高品質

  • 砂質土、粘性土、ロームの各土質での性能確認試験により、変動係数のバラつきが少ない25%以下であることを確認。
  • 性能確認試験により、バラツキの設定値が得られているため、品質検査は「検査手法A」を適用。

小規模建築物等への適用メリット

クロスウィングコラム工法は、多数の試験を実施した結果、小規模建築物においては、品質管理を下記のように緩和することが認められています。

  • 配合試験の省略
  • 品質検査はモールドコアで実施

施工手順

打設位置セット

打設位置セット

打設位置に掘削撹拌機の中心を合わせ、オーガの傾斜を調整する。

掘削・吐出・撹拌

掘削・吐出・撹拌

貫入速度と回転数および固化材スラリー吐出量を一定に保ちながら、オーガを正転させて掘削・撹拌を行う。

先端処理

先端処理

所定深度に達したら、上方1m以上までの区間で掘削撹拌機を1往復させ、先端の撹拌を入念に行う。

引上・撹拌

引上・撹拌

オーガを逆転させ、所定の速度・回転数で引上・撹拌を行う。

改良完了

改良完了

所定の固化材量および回転数が得られていることを確認する。

施工例

施工例